ボディ・コンディション・スコア(BCS)とは、愛犬が痩せすぎか、太りすぎか、理想体型かを「見て」「触って」判断する、とっても簡単な健康管理の指標です。体重計がなくても、あなたの目と手だけで今日からすぐに始められますよ。実は、アメリカでは2022年の時点で約59%の犬が太り気味または肥満と推定されており、体重管理は多くの飼い主さんの共通の課題。体重の数字だけでは見逃してしまう「隠れ肥満」や「隠れ痩せ」も、このBCSチェックならしっかりキャッチできます。この記事では、BCSの基本から、自宅でできる具体的なチェック手順、結果に応じた対処法までを、獣医師も使うプロの視点を交えながらわかりやすく解説します。あなたも今日から、愛犬の体型を「数字」ではなく「体感」で理解する第一歩を踏み出しましょう!
E.g. :犬の匂いを消す方法:今日からできる効果的な7つのステップ
- 1、ボディ・コンディション・スコアって何?
- 2、獣医師が愛犬のBCSをどう使うか
- 3、さあ、愛犬のボディ・コンディション・スコアをチェックしよう!
- 4、愛犬に理想の体型をキープする方法
- 5、愛犬の体型が気になったら?すぐに始めるアクションプラン
- 6、愛犬の長生きを支える「体型管理」の心得
- 7、BCSを超えた愛犬の健康チェック
- 8、愛犬の「隠れ肥満」に要注意
- 9、犬種ごとの体型の「クセ」を知ろう
- 10、愛犬の体型を記録して健康管理をアップグレード
- 11、多頭飼いの家庭でのBCS活用術
- 12、BCSは愛犬との絆を深めるツール
- 13、FAQs
ボディ・コンディション・スコアって何?
愛犬の健康をはかる「目安」
私たち人間は体重計に乗るだけで体重をチェックできるけど、犬を毎回体重計に乗せるのって結構大変だよね。でも実は、もっと簡単な方法があるんだ。それがボディ・コンディション・スコア(BCS)。愛犬が痩せすぎか、太りすぎか、それともちょうど良い体型なのかを判断するための、とっても便利な方法なんだ。
必要なのは、あなたの目と手だけ。この方法は1997年の研究で初めて体系化されて、今では世界中で使われているよ。あなたも今日からすぐに始められる、愛犬の健康管理の第一歩だね。
なぜ体重だけじゃダメなの?
ここでひとつ考えてみよう。「体重が同じなら、犬の体型も同じ?」答えはNOだよ。
例えば、子犬は成長期だから短期間で体重がどんどん増えるよね。3週間で2キロ増えたとして、それが正常な成長なのか、太りすぎなのか、体重だけでは判断が難しい。また、心臓病などの病気になると、体に水分がたまって体重は変わらないのに、筋肉や脂肪が減ってしまう「隠れ痩せ」の状態になることもあるんだ。だからこそ、体重と一緒にボディ・コンディション・スコアを見ることで、愛犬の本当の健康状態を立体的に把握できるようになる。獣医師も診察のたびにこのチェックをしているんだから、私たち飼い主もマスターしておいて損はないよね。
獣医師が愛犬のBCSをどう使うか
Photos provided by pixabay
診察室での「見えない情報」のキャッチ
獣医さんが診察の時に愛犬をポンポンと触っているのを見たことある?あれは、ただ撫でているんじゃなくて、プロの手でボディ・コンディション・スコアを評価しているんだよ。
彼らは体重計の数字と、この「手と目」による評価を組み合わせて、より精密な健康診断をしている。子犬の急激な成長が正常範囲内か、老犬の筋肉の衰えが病気のサインか、あるいは投薬の効果が出ているかどうか——体重だけでは見逃してしまう小さな変化を、BCSはしっかりと教えてくれる。あなたも愛犬を触りながら「あ、ここがゴツゴツしてきたな」と感じたら、それは立派な健康モニタリングの始まりだ。私も以前、愛犬の腰の骨が以前より目立つようになって、早めにフード量を調整できた経験があるよ。小さな変化に気づける飼い主でいよう。
あなたもできる、プロ並みの観察眼
「でも、獣医さんみたいに上手くチェックできないかも…」って心配?大丈夫、コツさえ掴めば誰でもできるようになるから。
まずは上から見る。肋骨の後ろから腰までの部分(ウエスト)がくびれているか、まっすぐか、それともふっくらと膨らんでいるか。次に横から見る。お腹がキュッと上がっているか、地面と平行か、垂れ下がっているか。そして、最も重要なのが「触る」こと。あなたの手のひらをガイドにしよう。グーを握って、指でこぶしを触ってみて。これが「脂肪が少なすぎる」感じ。手のひらを開いて、同じくこぶしを触ると「適度な脂肪」の感じ。手の甲を上に向けて、手のひら側からこぶしを触ると…これが「脂肪が多すぎて骨が感じられない」状態のイメージだ。愛犬の肋骨や背骨、腰骨を触った時に、どの感触に近いかで、だいたいの状態がわかってくるんだ。
さあ、愛犬のボディ・コンディション・スコアをチェックしよう!
ステップバイステップ実践ガイド
理論はわかった、じゃあ実際にやってみよう!最初は少し緊張するかもしれないけど、何度かやればきっと慣れるよ。私の愛犬(柴犬)で実践してみた手順をそのまま紹介するね。
まずはリラックスさせて、立った状態か、まっすぐ座った状態で観察するのがベスト。まずは上から。くびれはある?次に横から。お腹のラインは?そして、優しく体全体を撫でながら、肋骨を探す。指を少し広げて、肋骨の一本一本がわかるかな?それとも、柔らかい脂肪に覆われてぼんやりしている?背中をなでると、背骨の突起がはっきり感じられる?それとも感じにくい?この「見て」「触って」得た情報を、次のチャートと照らし合わせてみよう。
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診察室での「見えない情報」のキャッチ
犬種によって骨格が違うから、体型の判断も少し変わるんだ。ここでは、一般的な目安を表にまとめてみたよ。あくまで参考だけど、自分の愛犬に当てはめて考えてみて。
| 体型の評価 (9段階中) | 小型犬 (例: チワワ、トイプードル) | 中~大型犬 (例: 柴犬、ゴールデンレトリバー) |
|---|---|---|
| 1~3 / 9 (痩せ) | 肋骨、背骨、腰骨が目立ち、触るとすぐにわかる。上から見て腰のくびれが極端。筋肉のつきが少ない。 | 肋骨がはっきり見え、脂肪がほとんどない。腰骨と背骨が突出している。明らかに筋肉量不足。 |
| 4~5 / 9 (理想) | 肋骨は軽く触れて感じられるが、目立たない。上から見て適度なくびれあり。横から見て腹部が引き締まっている。 | 肋骨は脂肪に薄く覆われ、触ると感じられる。上から見て明確なくびれがある。腰の上に軽い脂肪がある。 |
| 6~9 / 9 (太り気味~肥満) | 肋骨が厚い脂肪に覆われ、強く押さないと感じられない。くびれがなく、背中が平らか、逆に盛り上がっている。腹部が垂れ下がっている。 | 肋骨が厚い脂肪層の下にあり、触れにくい。ウエストのくびれがなく、背中が広く平ら。腹部がたるみ、脂肪が垂れている。 |
この表を見ながら、あなたの愛犬はどのカテゴリーに近い?「あ、うちの子、6かも…」と思ったら、それは今日から改善のチャンスだよ!
愛犬に理想の体型をキープする方法
フード管理の「小さなヒント」
BCSチェックの結果、愛犬が理想の4~5点だったら、本当におめでとう!その状態を維持するのが一番の目標だね。でも、維持って実は難しい。そこで私が実践しているのは、「フードの計量」と「おやつの見える化」。
袋に書いてある「給与量の目安」はあくまで目安。愛犬の活動量や年齢によって調整が必要なんだ。私は計量カップではなく、キッチンスケールでグラム単位ではかっているよ。それと、おやつ!一日に与えるおやつの総カロリーを把握している?パッケージの裏を見ると、だいたい書いてあるから、それを合計してみよう。驚くほどカロリーを摂っていることに気づくかも。おやつは1日の必要カロリーの10%以内に抑えるのが理想だと言われているよ。
運動だけじゃダメ?食事と運動のバランス
「たくさん運動させてるから、多少食べすぎても大丈夫でしょ?」そう思っちゃうよね。私も以前はそうだった。でも、これが落とし穴なんだ。
一般的に、犬が消費するカロリーの大部分は、基礎代謝(じっとしていても生命を維持するために使うエネルギー)なんだ。散歩などの運動で消費できるカロリーは、思ったより少ないことが多い。例えば、体重10kgの犬が30分散歩しても、消費カロリーはだいたい100kcal前後。これは犬用チーズチューブ1本分くらいのカロリーに相当するんだ。だから、「運動したご褒美」としておやつをたくさんあげると、簡単に摂取カロリーがオーバーしてしまう。体重管理の基本は、まず適切な量の食事を心がけること。その上で、ストレス発散や筋力維持のために楽しい運動を取り入れる——この順番が大切だと、私は学んだよ。
愛犬の体型が気になったら?すぐに始めるアクションプラン
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診察室での「見えない情報」のキャッチ
BCSが6点で、少しぽっちゃり気味だとわかったら、慌てなくて大丈夫。まずは今のフードの給与量を10%減らしてみることから始めよう。例えば、1日200gあげていたら180gにする。おやつも、低カロリーのものに変えたり、量を減らしたり。そして、この新しい食事量で1ヶ月続けて、もう一度BCSをチェックしてみる。変化がなければ、さらに10%減らすか、獣医師に相談するタイミングだね。急激な減量は犬にとってもストレスだから、ゆっくりと、確実にが鉄則だよ。
逆に、BCSが3点で痩せ気味の場合は、その逆で給与量を10%増やしてみる。ただし、食欲がない、元気がないなどの他の症状がある場合は、ホームケアで様子を見ずに、すぐに獣医師の診察を受けてね。痩せの背景に病気が隠れている可能性もあるから。
プロの手を借りるべき時
BCSが1点や2点の「痩せすぎ」、または7点以上で明らかに「肥満」の場合は、迷わず獣医師の扉を叩こう。
なぜなら、極端な体型の背景には、甲状腺機能亢進症や低下症、糖尿病、消化器系の病気、関節痛による運動不足など、治療が必要な病気が潜んでいる可能性が高いからだ。獣医師は血液検査や触診でそうした病気をチェックし、病気が原因ならその治療を、単純な食事や運動の問題なら、犬種や年齢、生活スタイルに合った専用の食事管理プランを作ってくれる。ネットの情報だけで自己判断するのは危険だし、何より愛犬にとって最適な道をプロと一緒に探せるのは、心強いことこの上ないよね。
愛犬の長生きを支える「体型管理」の心得
数字より大切な「観察する習慣」
BCSの数字自体も大事だけど、それ以上に大切なのは、「愛犬の体を定期的に見て、触って、変化を感じ取る習慣」を身につけることだと思う。
毎月1回、例えば月初めの週末に、ブラッシングやマッサージがてら体型チェックをするのはどうだろう。そうすることで、季節による食欲の変化や、年齢に伴う筋肉の衰えにも、早く気づけるようになる。この「気づき」が、病気の早期発見や、QOL(生活の質)の維持に直結するんだ。私はこれを「愛犬との健康デート」と呼んでいるよ。特別なことじゃなく、日常のほんの一部にするのがコツだね。
楽しく続けるためのアイデアあれこれ
管理というと堅苦しく聞こえるけど、楽しまなきゃ続かない!例えば、愛犬のBCSが理想体型をキープできたら、ご褒美はおやつではなく、特別な散歩コースへ行くとか、新しいおもちゃで遊ぶ時間を増やすとか。飼い主であるあなた自身の健康管理(一緒に歩く距離を増やすなど)とリンクさせると、お互いにモチベーションが上がるよ。
また、SNSで同じ犬種のオーナーさんと情報交換したり、愛犬の「プロフィール帳」に毎月の体重とBCS、その時の写真を貼ったりするのも、記録が可視化されて良い刺激になる。愛犬の健康管理は、愛情の継続的な表現なんだ。完璧を目指すよりも、より良くすることを楽しむ気持ちで、今日からぜひ始めてみてほしいな。
BCSを超えた愛犬の健康チェック
歯と口元も健康のバロメーター
体の形をチェックするのと同じくらい、口の中の状態を見ることも大切だよ。あなたは愛犬の歯ぐきの色を定期的に見ている?
健康な歯ぐきはきれいなピンク色をしているんだ。もし白っぽかったら貧血の可能性があるし、赤く腫れていたら炎症があるサイン。黄色っぽいときは黄疸が出ているかもしれない。歯石がたくさんついていたり、口臭が強いのは、歯周病が進んでいる証拠。実は、3歳以上の犬の約8割が何らかの歯周病にかかっているという調査結果もあるくらいなんだ。口の健康は全身の健康と直結しているから、BCSチェックのついでに「お口チェック」の習慣もつけてみよう。歯磨きが苦手な子には、デンタルケア用のおもちゃやおやつを使うのも一つの手だね。
被毛と皮膚のコンディションを読む
毛並みがパサパサしていたり、抜け毛が異常に多かったりしない?皮膚をかきむしる仕草が増えていない?
犬の被毛と皮膚は、内側の健康状態を映し出す鏡のようなものだ。栄養が足りていないと毛ツヤが悪くなり、アレルギーやストレスがあると皮膚に炎症が出たり、脱毛したりする。特に、背中や腰のあたりの毛が薄くなってきたら、ホルモンのバランスが崩れている可能性もあるんだ。グルーミングの時間を利用して、ブラシで梳かしながら皮膚の状態もチェックしてみて。フケが出ていないか、赤い発疹やできものはないか、優しく撫でて確認しよう。いい状態の被毛は、手触りがさらっとして光沢があるよ。我が家の愛犬は、魚油のサプリを少しフードに混ぜてから、毛艶が断然良くなったんだ。
愛犬の「隠れ肥満」に要注意
筋肉量が少ない「スキニーファット」とは?
見た目は痩せて見えるのに、実は体脂肪率が高い——そんな「隠れ肥満」の状態を「スキニーファット」と呼ぶんだ。人間でも聞く言葉だよね。
これは特に、高齢犬や運動不足の犬に起こりがちな状態なんだ。加齢や関節痛で散歩の量が減ると、筋肉が落ちてしまう。その結果、基礎代謝が下がるから、以前と同じ量のご飯を食べていても脂肪がつきやすくなる。見た目では肋骨が浮き出て痩せて見えるけど、お腹はたるんでいて、触るとぶよぶよした脂肪が感じられる——これがスキニーファットの典型的なサイン。体重だけ、あるいは見た目だけではこの状態を見逃してしまう。だからこそ、BCSで「触って確認する」ことが重要なんだ。筋肉は重いから、筋肉が減ると体重も減ることがある。それで「痩せた」と安心してしまうのが落とし穴なんだよ。
隠れ肥満を防ぐ・改善するための運動法
じゃあ、どうすれば筋肉を維持できるの?答えは、「散歩の質を見直す」ことにあるんだ。
ただ漫然と歩くのではなく、少し傾斜のあるコースを選んだり、歩く速度に緩急をつけたりするだけで、筋肉への刺激は全然違ってくる。例えば、公園の階段をゆっくり上り下りさせたり、安全な場所で短い距離を小走りさせたりするのも効果的だ。室内でできるトレーニングなら、「お座り」「伏せ」「待て」を繰り返すだけでも、体幹の筋肉を使う良い運動になる。関節に負担をかけないように、無理のない範囲で少しずつチャレンジしてみよう。私の友人は、老犬になってから水泳(水中トレッドミル)を始めて、腰回りの筋肉が見違えるほど引き締まったって言ってたよ。愛犬の年齢と体力に合わせた方法を探すことが大事だね。
犬種ごとの体型の「クセ」を知ろう
マズルが短い犬種(短頭種)のチェックポイント
パグやフレンチブルドッグ、シーズーなどの鼻ぺちゃちゃんは、体型の評価で特に注意すべき点があるんだ。
彼らはそもそも胴が詰まった体型をしているから、上から見た時のウエストのくびれが他の犬種ほどはっきりしないことが多い。また、皮膚のたるみが多い犬種もいるから、触診で脂肪の厚さを判断する時、皮膚と脂肪を混同しないように気をつけよう。彼らに多いのが、「首周りや胸に脂肪がつきすぎて、首輪がきつくなる」パターン。首が太くなると、もともと呼吸がしづらい体質がさらに悪化するリスクがある。だから、BCSチェックでは肋骨や腰骨を触るだけでなく、首の後ろや鎖骨のあたりも軽くつまんで、脂肪の厚さを確認する習慣をつけると良いよ。
脚が長く細い犬種(サイトハウンド)のチェックポイント
グレイハウンドやウィペットのような、脚が長くて華奢な体型の犬種は、一見「ガリガリに痩せている」ように見えがちだ。
でも、これが彼らの標準的な競技体型なんだ。彼らのBCSの理想は、他の犬種より少し低めの「3」に近い場合もある。肋骨が2~3本、軽く見えるくらいがベストコンディションと言われるよ。むしろ、彼らに適正体重の範囲内で脂肪がつきすぎると、俊敏な動きの邪魔になってしまう。飼い主としては、「痩せすぎじゃないか」と心配になる気持ちもわかるけど、犬種標準を知っているブリーダーや獣医師に「この子の理想体型はどのくらいですか?」と確認してみるのが一番だ。自分で判断する時は、腰骨が鋭利に突き出ているかどうかを重点的にチェックしよう。腰骨が刃物のように感じられたら、それは確かに痩せすぎのサインかもね。
愛犬の体型を記録して健康管理をアップグレード
写真とメモで作る「愛犬健康日記」
BCSの点数を記憶しておくだけじゃなく、視覚的に記録に残すと、後で振り返った時にすごく役立つよ。
毎月一回、決まった場所と姿勢(例えば、横からと上からの2ショット)で愛犬の写真を撮ってみよう。スマホのアルバムに「2025年5月 BCS4.5」みたいにコメントをつけて保存するだけでも立派な記録になる。それに、その日の体重、フードの量、おやつの種類、ちょっとした体調の変化(毛艶がいい、軟便気味など)を簡単なメモとして一緒につけておくんだ。これを数ヶ月続けると、季節の変わり目に体重が増減するパターンや、特定のおやつで体調が変わる傾向など、数字だけではわからない愛犬だけの健康リズムが見えてくる。私はこの記録を獣医さんに見せたことがあるんだけど、「飼い主さんがここまで詳しく観察してくれるのは本当に助かる」って褒められたんだ!
便利なアプリとツールを活用しよう
今は犬の健康管理をサポートしてくれるスマホアプリがたくさんあるって知ってた?手書きが面倒なら、これらを使うのもアリだよ。
多くのアプリは、体重とBCSをグラフで記録でき、成長曲線と比較表示してくれたりする。さらに、フードやおやつのカロリー計算機能がついているもの、次に薬を飲む時間や予防接種の時期をリマインドしてくれるものまで様々。無料のものも多いから、いくつか試してみて、自分と愛犬の生活スタイルに合うものを見つけるのがおすすめ。ただ、あくまでツールは補助輪。最終的には、あなた自身の目と手と、愛犬とのコミュニケーションが一番の健康管理ツールだってことを忘れないでね。私が使っているアプリは、記録を入力すると「今月も頑張りました!」って柴犬のスタンプがもらえるから、それがちょっとした楽しみになっているんだ。
多頭飼いの家庭でのBCS活用術
食事の時間を分ける工夫とその理由
犬を2匹以上飼っている家庭でよくある悩みが、「あの子がこっちのフードまで食べちゃう!」だよね。実はこれ、BCS管理の大敵なんだ。
それぞれの犬に適した量と種類のフードを用意しても、食べる場所と時間を同じにしていると、食べるのが早い子やわがままな子が他の子の分まで平らげてしまう。結果、一匹は太り、もう一匹は痩せてしまう——そんな事態を防ぐために、絶対に食事の場所と時間を分けることをおすすめする。別々の部屋で食べさせる、クレートの中で食べさせる、飼い主がそれぞれのボウールの横に付き添うなど、方法はいろいろ。面倒に思うかもしれないけど、この一手間が愛犬たちの長期的な健康を守るんだ。我が家では、お利口に待てる子から順番に別室で食事をさせる「回転寿司方式」を採用しているよ。最初は大変だったけど、今では彼らもルーティンとして理解してくれている。
それぞれの「個性」に合わせた管理表を作る
| チェック項目 | 犬A (活発な若犬) | 犬B (穏やかな老犬) |
|---|---|---|
| 目標BCS | 4.5 (筋肉質を維持) | 5.0 (関節保護のため軽め) |
| 1日のフード量 | 計量スケールで200g (高カロリー) | 計量スケールで150g (関節サポート) |
| 主な運動 | 朝夕の散歩+ボール遊び | 短めの散歩+室内マッサージ |
| おやつの種類 | ドライタイプの歯磨きガム | 柔らかく低カロリーなジャーキー |
| 次回チェック日 | 毎月1日 | 毎月15日 |
このように、一頭ずつ目標と管理方法を明確に書いて冷蔵庫に貼っておくと、家族全員で統一したケアができるし、記録もつけやすいんだ。犬Bのように活動量が少ない老犬には、フード量を調整する代わりに、食物繊維を多く含むサツマイモなどを少量トッピングして満腹感をサポートする方法もあるよ。
BCSは愛犬との絆を深めるツール
チェックタイムを「スキンシップの楽しい時間」に変える
「さあ、検査するよ!」と構えるよりも、「マッサージの時間だよ~」と声をかけて、リラックスした状態で始めてみよう。
愛犬が仰向けになってお腹を出してくれるなら、お腹周りを優しく撫でながら脂肪の厚さを確認できる。触られるのが苦手な子なら、まずはあごの下や胸元など、気持ちいい場所から撫で始めて、徐々に肋骨や背中に手を移動させる。この時、大好きなご褒美を少しずつあげながら進めると、「触られる=いいことがある」という良い関連付けができるんだ。うちの犬は今では「マッサージ」の言葉を聞くと、自分から横になって待つようになったよ。この時間は健康チェックであると同時に、信頼関係を確認し合う大切なコミュニケーションの時間なんだ。
小さな変化を一緒に喜ぼう
BCSが少しでも理想に近づいたら、それは二人で成し遂げた小さな成功だ!盛大に褒めて祝ってあげよう。
「おやつを我慢したから、お腹が引き締まってきたね!えらいね!」と声をかけながら、ご褒美にいつもより長くブラッシングをしてあげたり、新しいコースへお散歩に行ったりする。この「成功体験」の積み重ねが、あなたにも愛犬にも継続するためのやる気を生み出す。健康管理は道半ばのマラソンのようなもの。時には体重が増えて落ち込むこともあるかもしれない。でも、長い目で見て少しずつ良い方向に向かっていれば、それで十分なんだ。完璧な体型よりも、愛犬がイキイキと楽しく毎日を過ごせているかどうか。そのためにBCSという道具を使っているんだということを、いつも心に留めておいてね。
E.g. :ボディコンディションスコア(BCS) について
FAQs
Q: ボディ・コンディション・スコア(BCS)はなぜ体重計よりも重要なのですか?
A: 体重計の数字だけでは、愛犬の「体組成」、つまり脂肪と筋肉のバランスがわかりません。例えば、心臓病などで体に水分がたまると、体重は変わらなくても筋肉は減っている「隠れ痩せ」の状態になることがあります。逆に、体重が適正でも体脂肪率が高い「隠れ肥満」も存在します。BCSは、肋骨や腰骨を触り、体型を観察することで、こうした体重計では測れない健康状態を評価できます。獣医師も診察時に必ずチェックする、より総合的な健康のバロメーターなのです。体重とBCSを組み合わせることで、愛犬の健康状態を立体的に把握できるようになりますよ。
Q: 自宅でBCSをチェックする具体的な手順を教えてください。
A: 自宅でのチェックは3ステップです。まず、「上から見る」:愛犬の真上から見て、肋骨の後ろから腰にかけてのウエスト部分がくびれているか確認します。次に、「横から見る」:横から見て、お腹のラインが引き締まって上向き(タックアップ)しているかを見ます。最後が最も重要で、「手で触る」:手のひらを広げて優しく肋骨に沿ってなで、一本一本を感じられるかどうか確かめます。背骨や腰骨の出っ張りもチェック。あなたの手のこぶしがガイドになります。グーの状態で触る感じが「痩せすぎ」、手のひらを開いた状態が「理想」、手のひらを上に向けて触る感じが「脂肪多め」の目安です。落ち着いている時に、月に1回のペースで行うのがおすすめです。
Q: 理想とされるBCSの点数はどれくらいですか?
A: 最も一般的な9段階評価では、4点または5点が理想の体型とされています。この状態では、肋骨は薄い脂肪に覆われて軽く触れば感じられますが、目立ちません。上から見ると適度なくびれがあり、横から見るとお腹が引き締まっています。研究では、この「理想体型」あるいは「理想よりほんの少し痩せ気味」の犬の方が、肥満の犬よりも長生きで健康的な生活を送る傾向が示されています。愛犬の犬種や骨格によって見た目の印象は多少変わりますが、「肋骨が容易に触れるが目立たない」という基本は共通です。
Q: BCSの結果が「太り気味(6点)」でした。家庭でできる対策は?
A: BCSが6点で、他に病気がなさそうであれば、まずはホームケアから始めましょう。最も効果的なのは食事管理です。現在与えているフードの量を約10%減らしてみてください。計量カップではなく、キッチンスケールでグラム単位ではかるのが正確です。同時に、おやつの見直しを。おやつのカロリーは1日の必要カロリーの10%以内が目安です。低カロリーなおやつに変えたり、フードの一部をおやつ代わりにしたりする方法もあります。この新しい食事プランを1ヶ月続け、再度BCSをチェック。改善がみられなければ、さらに10%減らすか、かかりつけの獣医師に相談するタイミングです。急激な減量は禁物です。
Q: どんな時に獣医師に相談すべきですか?
A: 以下の場合は、自己判断せずに必ず獣医師の診察を受けましょう。(1) BCSが1~3点の「痩せすぎ」、または7~9点の「肥満」の場合。極端な体型の背景には、甲状腺疾患や糖尿病などの病気が隠れている可能性が高いためです。(2) 食事量を調整してもBCSが全く改善しない、または悪化する場合。(3) 食欲不振、元気消失、嘔吐、下痢など、体重変化以外の症状を伴う場合。獣医師は血液検査などで病気の有無を確認し、病気が原因なら治療を、そうでなければ愛犬に合った専門的な食事・運動管理プランを提案してくれます。プロの力を借りることは、愛犬の健康への最短ルートです。
